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【双極症当事者、家族必見!】みんなの双極性 著:南中さくら

エッセイ
とーさん
とーさん

みんなは【双極症】って
何か知ってる?

この記事はこんな方にオススメです!

・双極症当事者や家族の方
・双極症の友人やパートナーがいる方
・理解を深めたい方
・医療職の方
・精神疾患に興味のある方
おと
おと

双極症っていったい何?

とーさん
とーさん

・双極性障害
・躁うつ病
って呼ばれる病気で、呼び方が変わったんだ。

簡単に言うと精神疾患だよ。

双極症がどんな病気かというのは、下記をご覧になってください。

双極性障害トップページ | こころシェア 統合失調症と双極性障害に関する情報サイト
双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す病気で、性格や心の問題ではありません。以前は躁うつ病と呼ばれ、初めはうつ病と間違われることが多い病気です。チェックシートで症状を確認し、治療法や医療機関への相談のポイントを知ることが大切です。

私は双極症の当事者で、作業療法士という医療職でもあります。

精神疾患を診察することもありますが、

いざ自身が病気になってみると、理解していないことも多いです。

不安な時にこの本に出会い、助けられました。

なぜなら、精神科医で当事者でもある方が書いていて、

より分かりやすく、共感できる点が多かったからです。

色々な疑問を解決してくれる、この本はオススメです!

さっそく、ご紹介していきます。

当事者の方、病状はいかがでしょうか。
もし、状態が悪いときはこの画面を閉じてください。
まずは休むことが大事。焦らずゆっくり。
この本は文字数が多いので、状態が悪いと大変だと思います。
ある程度落ち着いてきたら、戻ってきてくれると嬉しいです。
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作品情報

著名 みんなの双極症 日常の悩みから最新知識まで
著者 南中さくら(精神科医)
出版 合同出版
ページ数 271

読んだ動機

とーさん
とーさん

・知識を深めたかった。
・疑問がたくさんあったから。

本のあれこれ

著者は双極症当事者、精神科医

南中さくらさんは、双極症の当事者です。

精神科医として、クリニックで日々診療にあたっています。

南中さんは研修医のときに発症されたようです。

私が思う南中さんの強みは

【精神疾患の患者様の気持ちがよくわかること】

医師目線だけでなく、当事者目線もあるからこそ、

本の内容には説得力や分かりやすさが反映されていると思いました。

youtubeにもご出演されているので、リンクを貼っておきます。

Q&A方式で書かれている

この本では【主治医には聞きにくいこと】をテーマに、

質問を受け付け、具体的に答えていく内容です。

書籍だと簡潔に書いていて、よく分からないことも多いですが、

南中さんは具体的に丁寧に答えています。

また、当事者・医師目線の両方で答えているので、

共感できるところもあって読みやすいです。

家族や理解したい方にとっても、

当事者が困っていること、知りたいことを理解できる機会でもありますし、

勉強になるいい本だと思います。

本の構成

様々な質問に答えている南中さん。

質問の大まかな構成としては

・基礎知識
・症状について
・治療について
・医師や人間関係について
・仕事、社会的活動について
・恋愛、結婚、妊娠、子育てについて
・社会的逸脱行為について
大まかでもこれだけのテーマに答えています。
具体的な質問を入れると79問。
これだけの質問を具体的に答えている書籍はないと思います。

家族や周りの人の本の読み方

おと
おと

・家族
・友人や仕事仲間などの周りの人
・理解を深めたい人

はどう読めばいいの?

とーさん
とーさん

当事者本人が
【どのようなことに悩みやすいか】
を知ることや
この病気はどんな病気か
を知ることを意識するといいよ。

双極症はうつ病などの精神疾患と比較すると、

はっきり言って、知名度は低いです。

社会に出ると理解が得られないこともしばしば実感しています。

(ちなみに、役所やハローワークでは躁うつ病として扱われています。

少し時代遅れですが・・・)

当事者本人も説明することが難しい場合があるので、

この本を通して勉強、理解して頂けるとありがたいです。

一番は、本人の診察に同行すること。

これが一番理解を深めやすいと思います。

終わりに

双極症は認知度が低い精神疾患(脳の病気)です。

この記事で初めて知った方もいるのではないでしょうか。

・主治医には聞きづらい悩みがある方
・当事者たちの悩みを知りたい方
・双極症の理解を深めたい方
にはオススメの作品です。
ぜひこの本が悩みを解決する一助になればと思います。
また、もっと双極症の認知度が広まれば
もっと生きやすい社会になると思っています。
当事者や周りの方ができることはなにか。
医療職で当事者でもある私も、考えていきたいと思います。

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