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【何気ない日常を描く】トゥデイズ 著:長嶋有

小説
とーさん
とーさん

この度、長嶋有なかじまゆうさんの小説
【トゥデイズ】
を読みました。

この記事はこんな方にオススメです!

・長嶋有さんの小説を読みたい
・新刊の小説を読みたい
・家族テーマの小説が読みたい
・何気ない日常を感じたい
  長嶋有さんは
・2001「サイドカーに犬92回文学界新人賞
・2002「猛スピードで母は126回芥川賞
・07年「夕子ちゃんの近道1回大江健三郎賞
・16年「三の隣は五号室52回谷崎純一郎賞
 これらの受賞経験をもつ作家さんです。
 みなさんは長嶋さんの作品を
 読んだことがありますか?
 私は今回の「トゥデイズ」が初めてでした。
 最初は、
とーさん
とーさん

ちょっと難しいなぁ・・・

 と感じました。
 ですが、読み進めていくにつれて、
【何気ない日常】が描かれた作品に
 引き込まれていきました。
 早速、感想を書いていきます。
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 作品情報

書名 トゥデイズ
第一刷日 2023年10月24日
著者 長嶋有
出版社 講談社
貢数 186

 読んだ動機

とーさん
とーさん

・新刊コーナーにあったから。
・表紙が気になったから。

2作品収録されている

題名は【トゥデイズ】ですが、

2作品収録されています。

内訳はこの通りです。

トゥデイズ 156ページ
・舟     28ページ

何気ない日常が描かれる

「温泉旅館の客室から庭先を眺める親子」の写真[モデル:モデルリリース]

トゥデイズは立花家の

・美春
・恵示
・コースケ(保育園児)
 3人家族が主人公。
 家族に流れる幸せな何気ない日常。
 生活するうえで感じるこどもの成長。
 家族にとって当たり前の日常が流れていきます。

 その日で区切られた構成

冒頭は、

・四月*日 立花美春
 のように始まります。
 その日の出来事や考えごとが
 現在進行形で進んでいきます。
 その後、
・四月×日 立花恵示
 のように始まります。
 美春と同様、現在進行形で
 物語は進んでいきます。
 私たちにもある、何気なく流れる1日が、
 本人たちの回想とともに進んでいきます。

 共感する場面がたくさんある

どんな人でも、特に家族持ちの方は、

 共感する場面がたくさんあります。

・生活での考えごと
・息子の鋭い質問に答えられない
・家事の分担、生活ルーティン
・子どもの寝かしつけで困る
・習い事
・ママ友、パパ友の交流
 なんとなく想像できるでしょうか。
 日常で起こることが言語化され、
 みなさんもつい、
 【それわかる!】
 と感じながら読み進めることでしょう。

 舟:短編小説は高校の恋の話

「街並みを眺めるJKの後ろ姿」の写真

藤井奈津美:高校2年生。

放課後や塾、日常生活で起こる、

何気ない日常が描かれた作品。

ネタバレになるので多くは書けませんが、

とーさん
とーさん

学生時代、こんなことあったな。

と、多くの人思うでしょう。

 奈津美の気持ちになって読んでみてください。

終わりに

私たちも共感できる小説です。

コロナ渦が終わり、

今までの生活に戻りつつあります。

 何気ない日常が戻ってくるなかで、

 家族や1人の女子高生に起こる

 出来事や感情に共感してみませんか?

ぜひ、手にとってみてください!

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