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【商店街の活気を取り戻す】コンビニ夢物語 著:姫井由美子

小説
とーさん
とーさん

この度、姫井由美子さんの
【コンビニ夢物語】
を読みました。

この記事はこんな方にオススメです!

・コンビニに興味がある
・田舎の商店街に興味がある
・小説に興味がある
・映画の原作を読みたい

 

とーさん
とーさん

みなさんの地域には
商店街はありますか?

昔と比べると、商店街の数は少なくなりました。

商店街はあってもシャッター街になっていて、

ほとんど人がいない、なんてこともありますよね。

みなさんの地域はどうですか?

わたしの地域は商店街はあるものの、

シャッターで閉じている店が多いです。

活気はないなぁ・・・と感じています。

田舎では近くに大型スーパーが建ったりして、

商店街に来ない人が増えています。

結果として活気がなくなる。

この本は、上記のような内容を

小説として描かれた作品です。

早速、ご紹介していきます。

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作品情報

書名 コンビニ夢物語
著者 姫井由美子
出版社 KADOKAWA
貢数 160

読んだ動機

とーさん
とーさん

・タイトルに目が留まった。
・少し読んで、内容が気になった。

 

本のあれこれ

映画化された原作

わたしは読んだ後に知ったのですが、

映画化されているようです。

主演は菅野篤海さん

ヒロインは長渕剛さんの長女文音さん

勉強不足で存じ上げないのですが、、、。

脇役では、

といった有名な俳優さんが出られています。

DVDなどは出ていないようです。

地元に愛された酒屋の話

主人公は酒屋の息子、坂上幸一。

酒屋は父の坂上幸造と幼馴染の美香

切り盛りしており、地元に愛されていました。

酒屋は旅館や飲食店など

お得意様が多数いて、忙しくしていました。

まさに、地元に根付いた酒屋といえますね。

父が倒れたことで、息子が戻ってくる

息子の幸一は東京で、

コンビニの店長をしていました。

幸造が仕事中に倒れたことを聞きつけ、

急いで実家に戻ります。

一命は取り留めた幸造。

しかし、8年前の母の死をきっかけに

親子関係は悪化していました。

息子が帰ると怒鳴りあいの喧嘩。

この先、どうなってしまうのでしょうか。

酒屋をコンビニに改装したい

父が病に倒れたことで、

息子は酒屋をコンビニに改装したいと思いました。

途中、色々な出来事があったなかで、

コンビニに改装することになりました。

地元に愛されていた酒屋をコンビニに。

地元の人の反応、幸一やヒロインの気持ち、

複雑な人間関係。

コンビニはどうなっていくのか。

実際にもありそうな出来事が書かれています。

ところどころ人間関係の話に

この小説は各章で主人公が変わります。

いい意味で捉えれば、各自の視点から

気持ちが分かっていいと思いました。

悪い意味で捉えれば、主人公が変わりすぎ。

読みやすいのですが、コロコロ人物が変わったり、

さほどコンビニに関係のない話だったり。

好き嫌いが別れる小説だと感じました。

ヒロインの視点に注目

色々と視点が変わる小説ですが、

個人的にはヒロインの美香がオススメ。

幸一とは幼なじみで家族ぐるみの関係。

以前から酒屋で働いていました。

幼なじみだからわかる幸一の気持ち。

一緒に働くからわかる幸造の気持ち。

美香の心情がこの小説を物語っている

と感じました。

終わりに

正直、好き嫌いがわかれる小説だと思います。

わたしは、読みやすいと感じました。

周辺に大型スーパーが建つことで、

商店街の活気がなくなる現代。

商店街の活気を取り戻すために

何ができるのか。

コンビニができることで地元はどうなるのか。

わたしたちも、他人事ではない話だと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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